一九一四大非常 公演情報 劇団桟敷童子「一九一四大非常」の観てきた!クチコミとコメント

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    初日観劇。超面白い!お薦め。
    タイトルは、ちょっと調べれば分かる大惨事。前作との関りもあるが、別に観ていなくても十分解る。事実(記録)を準えた展開であるが、その奥に隠された事(記憶)を虚実綯交ぜにして描いた骨太作。「一九一四大非常」は、111年後の「ニ〇二五大傑作」だ と思う。

    物語の展開は、或る有名な洋画を連想する。いや ラストシーンを考えたら…感動で心魂震える。少しネタバレするが、今まで観てきた桟敷童子公演に比べると ラストの舞台装置によるインパクト(ダイナミックさ)は小さい。その代わり、劇中で鏤められる印象そして余韻ある演出は、瞬時にその情景を表象する。

    場内が現場を表し、役者陣の迫真ある演技が緊張感と緊迫感を漂わす。勿論 衣裳やメイクが当時の凄惨さを物語る。また状況や情況が刻々と伝わるよう、日にちや時間を繰り返し言う。現代と地続き、そこで何を伝えるのかという社会性は、国家(戦略)に翻弄される虐げられた人々の思いではなかろうか。
    (上演時間2時間 休憩なし) 追記予定

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    2025/11/26 00:21

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