ピンクの教室に父の影 公演情報 友池創作プロジェクト「ピンクの教室に父の影」の観てきた!クチコミとコメント

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    面白い。
    謳い文句の「真実と虚像が交差する、友池創作ノスタルジーシリーズ最新作!」、30年前にタイムスリップすることで見えてくる事実。伝聞もしくは噂の類(たぐ)いだけでは知る由もない真実、それをミステリー風に焙り出す巧さ。じっくり焙煎する(タイムスリップを繰り返す)ように描くことによって深みとコクが出るような作品。もちろん「火」も関係している。
    前説で友池氏はネタバレOKと言っていたが、やはり自分の目で確かめてほしい。

    真実は人それぞれの観点で異なる、言い換えれば 人の数だけ真実があると言ってもいい。言葉の使い方 捉え方も人それぞれ、そこに自分の真実がある。しかし 相手からしてみれば 別の意図を感じ取ってしまう、そこに物語の肝がある。例えば、ある状況下で「ありがとう」と言ったら「I Love 」と受け取られるなど。

    自分本位もしくは先入観は なかなか払拭出来ない、だから説明にある「記憶から消したあの男を私は許すことが出来るだろうか 」と。しかしタイムスリップし 俯瞰することで本当の思いが解かる。論理的な矛盾を乗り越えて(承知で)未来を招く、タイムパラドックスまたはミステリー ヒューマンドラマといったところ。
    (上演時間1時間45分 休憩なし)追記予定

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    2025/10/19 00:30

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