公演情報
“STRAYDOG”「幸せになるために」の観てきた!クチコミとコメント
実演鑑賞
二度目のSTRAYDOG。毎回公演の案内を見るに予想がつかないこれも一つ。ただ想像の範疇は一度目に見た「俳優たち」の空気感、年齢層が20代~30代という所(ベテラン勢も若干数は居るのだろうけれど)から来る芝居の質感も固有のそれで、父役と子役を同じ年代のキャストがやるものだから、とりわけ今回のような群像劇は最初は混沌として見える。
だがそんな「見えにくさ」はやがて溶解し、ドラマがなだれ込んで来る。
メタ性を遊ぶ感覚(客への意識の顕在化)で軽やかさを出しながら、今作が取り上げるシビアな題材に直裁に語らせるという事がある。少なからず驚かされた。
観始めて「おや?」と見ると鳥居みゆきであった。異質な存在も包摂して成り立っている芝居。ドキュメントとフィクションの狭間で後者の強い作風にもかかわらず、強烈に芝居に突入してくるドキュメントも包摂される。後日ネタバレ含め追記。
2025/10/13 00:18
二度目の“STRAYDOG”公演、再び足を運んでいただけたことに心から感謝いたします。
若い俳優たちを中心に据えた群像劇は、最初こそ混沌として見えるかもしれませんが、彼らが一つの熱を生み出す瞬間こそ、この作品の核だと思っています。
フィクションの枠を超え、現実や記憶に触れるような舞台を目指してきました。
鳥居みゆきさんをはじめ、異なる個性を包み込みながらひとつの物語へと溶け合う――その過程を感じ取っていただけて嬉しいです。
「混沌の中にこそ、真実の光が宿る」