マダムグラッセの家 公演情報 劇団大樹「マダムグラッセの家」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    15周年、おめでとうございます
    深い森の中、満月の夜だけ営業するホテルでの、ビタースイートな大人のメルヘンでした。

    ネタバレBOX

    樹が生い茂る佇まいのホテルでは、マダムグラッセが作るスイートを食べながら、マダムの素敵な話が聞ける。
    お菓子をオーダーすると、支配人が、そのスイートに合うお花と、ナプキンを出し、バンドネオンの奏でる時の中で、頂ける。
    長年の顧客の老教授や、新客をも、もてなしてくれるのだが、大人の現実で、忘れてしまったことや、見えなくなってしまった大事なことを、思い出させてくれます。
    『目を明けてると、余計な事ばかり見えてしまい、肝心な事が、見えなくなってしまう』
    ・・・とか、マダムの魔法のような言葉が響く、素敵な物語でした。

    ホテルに、生い茂る樹が、素敵でした。最初、葉っぱがほとんど無いので、寂しげと思いましたが、ライトアップ効果が、活きてました。

    マダム(山本ふじこさん)支配人(武藤兼治さん)老教授(磯秀明さん)方が、このホテルを、より素敵に、していて、良かったです。

    クロスケ(川野誠一さん)の疲れた顔から、美しく楽しい思い出を語る笑顔の使い分け、見事でした。

    ただ、ラストの老教授の言葉だけは、もう少しだけ、ロマンチックな言葉が、聞きたかったです。

    しばらく、活動休止との事ですが、いっぱい充電して、又、素敵な作品を、見せて下さいね。


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    2010/11/12 00:07

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