公演情報
劇団フィータル「脈〜MYAKU〜」の観てきた!クチコミとコメント
実演鑑賞
満足度★★★
奇妙な葬式から開幕。アングラ仏教の式典。母親が事故死して独り取り残された中学生の息子(浦嶋建太氏)。親族は誰も手を差し伸べない。独り施設送り。
時は経ち、新人新聞記者になった主人公。小さな町、海まち市の地方新聞社・海洋新聞。同棲している恋人(小峰千采〈ちうね〉さん)は大学院生でネットで書いた詩が評判を呼んで出版された。彼女を見付けた出版社の渡邉理衣さん。中学の廃部寸前の演劇部では空木彩(うつぎさい)さんがその詩を演劇化して演出、部員は栗原菜瑠さん、片瀬尋さん、香取八重子さん。臨時顧問代理として滝本美成(みな)さん。
主人公の取材先の菊農家と花屋の夫婦(梅﨑信一氏、小川友子さん)。
時折、挿し込まれる奇妙なコンテンポラリーダンスや擬音の行進が印象的。呼吸。奇妙なセンス。テイストがホラーなんだよな。無機質な集団の群舞が作家の武器だと思う。
前説の(ジェシカ)さんが秀逸。忘れないようにボールペンで両腕にメモを書き込んでおり、更には脚にまで。