公演情報
ラビット番長「成り果て」の観てきた!クチコミとコメント
実演鑑賞
将棋を差す場面が何度か出て来る。対戦の会場は舞台セットの天井をギリ攻めた上段で、盤を挟んで上手下手に対戦者が向き合う。客入れからそこに人が居て、下段すなわちセットの大部分は主人公の棋士森が経営する将棋道場の広間。開演前のそこでは大盤(将棋盤を拡大した、Eテレで良くやってるやつ)を出して観客向けに女流棋士と新人棋士(と名乗るが役だろう)が将棋の入門講座をやっている。
この大盤は最終局面での勝負でまた出て来るが、多くは上段で、その多くも「今対局が行われている」状況説明として、それを背景に目前でドラマが展開する、という構図だ。この対局の打ち手が全て「フリ」でなく実際に打っただろう手を打っていると見えるのである(そこまでのこだわりを当然作り手は持っている、と確信されるのだ)。将棋愛に貫かれた作劇であり、将棋をやってる自分への「なぜ」の問いは誰しもの人生に通じる普遍性も備える。
2025/09/27 16:06
「成り果て」ご観劇いただきありがとうございます!
嬉しいご感想もありがとうございます😊