【終了!】B4 paper books【ご来場ありがとうございました!】 公演情報 劇団パラノワール(旧Voyantroupe)「【終了!】B4 paper books【ご来場ありがとうございました!】」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    白の章、拝見しました
    アンドレ・ブルドン『シュルレアリスム宣言』のごとく、愛しい想像力は、容赦しない魅惑の世界へ、誘ってくれました。2本のオムニバスです。天使の羽根を持つ小悪魔の見えない笑顔と、運命の出会いの泣き笑いが、印象に残りました。

    ***この天使の羽根とは、生!肩甲骨の事ですが、美しい後ろ姿が見えると、言う事は??きっと後ろ姿だけでは、ナイハズ・・・そんな、私の印象です。≪雑誌CanCan・姉Can等で活躍のモデル、エビちゃんのスタイルの良さ(背中の贅肉がない美しい後ろ姿で、肩甲骨の出方が、天使の羽根の様)で、雑誌等で使っている言葉を使いました。≫

    ネタバレBOX

    ≪H+(トランスヒューマニズム)≫  ゲスト演出  大輪茂男さん

    エゴン・シーレの絵画の、怪しい世界に引き込まれます。裸婦像ナジャ役(川添美和さん)の、少女の面影の笑顔と、誘惑する瞳は、見どころ。ナジャの布1枚だけまとう姿に、魅せられたロベスピエール(加治慶三)の、揺れる心も、印象的。
    永遠の時の中を生きるサン・ジェルマン伯爵(橋本慎司さん)の、少年の笑顔と大人の見解で、この絵画の世界を、より魅力的にしていました。特に、額縁を挟んで、手を繋ぐ姿、手が離れていく姿は、好き。赤い額縁、小物、靴等が、不思議な世界を活かしてました。物語自体は、あまり好みではないのだが、演出は好みで、もっとみたいと思いました。


    ≪ニヒリズムの肖像≫

    平民出身のアヴリル(川添美和さん)は、処刑人一族サンソン家の厚意により、一族の男性から結婚相手を選び、貴族に仲間入りできそうだが、一族の男から逆恨みされたり、ある出会いで、運命が変わってくる物語。
    こちらの物語の方が、好みですが、トランスヒューマニズムと、重なる人物もいて、オムニバスの面白さが、活きていた。多人数の役者さんが出る盛り上がりもあるが、やや演技力の差が目立ったのが、残念でした。衣装も、いろんな工夫を、凝らしていたが、糸くず等が、意外に目立った。アヴリルの泣き笑いが、切ない怪しさで、光っていた。

    黒の章も、楽しみに、しています。





    0

    2010/11/05 01:52

    0

    0

このページのQRコードです。

拡大