ギフト オア アライブ ~ふれあい夏祭り~ 公演情報 シベリア少女鉄道「ギフト オア アライブ ~ふれあい夏祭り~」の観てきた!クチコミとコメント

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    シベリア少女鉄道 初観劇。
    匂わせ説明の公演は、なるほど と思わず唸ってしまう。「ギフト」「アライブ」「ふれあい」「夏祭り」というキーワードがしっかり入ったドラマ+イベント風。
    そして「死ねばいいのにシベリア少女鉄道」…目先の欲望が抑えられなかったが…。
    (上演時間1時間50分 休憩なし)㊟ネタバレ

    ネタバレBOX

    二段の素舞台(後で解るが射的場イメージ)で真ん中に階段があるだけ。上演後 早い段階で上部に「射的」の文字、そして上手/下手にも射的の幟旗。

    冒頭、浴衣を着た女性が優雅に登場、そして炸裂するような音響と色鮮やかな照明、それが瞬時に(空)爆音になり深紅の照明に変わる。祭りの花火から、紛争または戦争を表す戦火へ。政府軍や反乱軍 レジスタンスといった台詞が飛び交う。民間人、軍人さらにはスパイまで登場し、混沌とした世界が表われる。

    そのうち、登場人物が手に小物等を持って現れる。突然 後景に番号が表示されるが、それが座席番号であることは 直ぐ解る。物語の中で誰かが死んだら、その人が持っていた物を表示された座席の人へプレゼントする。人が死ぬたびに景品が渡されるから、観客にしてみれば「死ねばいいのに」と願ってしまう?始めのうちは安価(ティシュ、袋菓子、Tシャツ等)な物のようだが、だんだんと高価(カメラやモニター等)な物を持って登場するから、期待が高まるが…。
    フライヤーの「砂漠でラクダに逃げられて」は、「ね~お願いだから死んで~」という「ザ・パンチ」のネタなのね。

    公演は観客との ふれあい夏祭り のようで、殺人=射的(景品)。劇中は紛争/戦争を描いているから、「誰も殺し合いなんて望んでいない」といった台詞にハッと気づく。それでも多くの人が死に、相当数の景品が渡されたよう(自分の隣席の人もゲット)。予算的に大丈夫か。
    ちなみに、物語は 多くの人が知っているであろう作品等々の換骨堕胎とも違うパロディ。ぜひ劇場で確かめ 楽しんでほしい。本公演は「祭り」だから?、他の公演も観てみたい。

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    2025/07/18 18:14

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