口笛を吹けば嵐 公演情報 ピーチャム・カンパニー「口笛を吹けば嵐」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    お芝居大好き感一杯!最高!!
    社会の裏側の方にいる大人と若者たちの物語、新境地!!

    新鮮な驚きを目の当たりにするためにも、これから観る人はネタバレBOXを見ないでください。

    ネタバレBOX

    客席に入ったときからいつもと違って、いつもと言ってもシアターイワトは2回目ですが、舞台の位置が逆じゃないかと感じました。パンフレットには「三文オペラ」を参考にしていると書いてあって、オリジナル本公演というイメージがあったので少しがっかりしましたが、始まると、道路側のシャッターが開いて役者の登場とあいなりまして、もういきなり楽しくワクワクしました!

    誰にでも楽しめるお芝居、それにとんがったワルと金持ちの娘の恋物語というのが「三文オペラ」のコンセプトですが、金持ちの娘の方は俳優養成所を装う人材派遣業の社長の娘でした。この会社は、役作りの実践と称して若者を騙して飯場や事務所などで働かせるあくどい会社ですが、実に頭いいですね。

    商売も兼ねて、幻の弟を探す旅に出ようとする旧来型のワルのケンさん、とんがった若者金山、社長の娘が揃って始まり始まりーでした。

    金山役八重柏泰士さんの尖ったナイフのような演技は秀逸でした。

    途中も、シャッター開けたままガンガン音楽流したり、人や物を出し入れしたりするので、道を歩く人がこちらをチラ見したりしてめちゃ楽しかったです!

    スナックの場面、刑事の離婚式で歌ったワダ姦(ワダタワーさんと藤尾姦太郎さん)のカラオケ「乾杯」は最高でしたが、フルコーラス歌ったりするので、上演時間は休憩10分を入れて3時間でした。

    誰も死なないのかなと思っていましたが、裏の世界は決してそんなこともなく、緊迫感が溢れていました。

    初日のためか、台詞が入っていないように感じた箇所もありましたが、社長の娘が会社を劇団に約款変更して、いきなりブラジル公演すると言い出すなど、ラストは演劇大好きをアピールして大団円。

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    2010/10/15 01:47

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