満足度★★★
なるほどねえ。
正統派コメディーを唄った総出演者数32人という小劇場的にありえない人数による(しかもほとんど全員が板についているという!)ドタバタ人情話。
お話そのものは面白いけれど、舞台装置も照明も普通、音響はありきたり、イケメンも美女もいない(というと失礼だが)えらく話題性に欠けそうな舞台ながら連日満席らしいのは、個人ベースでそれなりに客が呼べる役者が集まっているからなのでしょう。
実際、ひとりひとりにきちんと見せ場を作り、力量のある役者が要所要所をきちんとまとめていくことで、大人数であるがゆえにともすればgdgdになりがちな散漫でドラマ性に欠ける構成を補って、いいお芝居を作っていました。
・・・気になったのは受付陣に「日本語が不自由でKYな人材」が多かったことかな? 当日入りでいいお席をいただいておいて言うことじゃないですが、受付誘導にはお客様に気を使った態度や、せめてそれなりの敬語が使える人材をおいた方がよいのではないかと思います。