『流浪樹~The Wanderer Tree~』 公演情報 ゴツプロ!「『流浪樹~The Wanderer Tree~』」の観てきた!クチコミとコメント

  • 実演鑑賞

    満足度★★★

    観ていて謎が多い。ゴツプロ!好きなんで頑張って欲しい。

    ネタバレBOX

    失敗作だと思う。この脚本でOKだとは思えない。中津留章仁氏の脚本の粗筋と全く違う。『戦時下の台湾の志願兵訓練所、日本人と台湾人とが友情を育む。日本人はその台湾人の姉とも関係を結ぶ。そして戦地に赴く二人···。十数年後、もう戦争は遠い昔、突然日本人のもとに台湾人の姉が会いに来る』。
    そんな話の名残りすらない。相当揉めたのだろう。中津留章仁氏が体調上の名目で降板、共同脚本名義で沈琬婷(シン・ワンティン)氏が改稿、演出を泉知束氏が。
    中津留章仁氏のことだから「台湾有事」に関わる内容だったことは推測できる。80年前に終わった物語ではなく、眼前に差し迫った戦争に対しても毅然とした選択ができるのか突き付けたのだろう。今作は台湾公演も決定している。流石に上演不可な内容だったのでは?(個人的妄想です。全くの思い違いであったならば申し訳ございません)。

    近未来の設定にして、中国が台湾包囲・封鎖作戦を発動、海上封鎖によって二週間程で台湾のエネルギー資源は枯渇。日本の助けを信じる台湾人。だが日本人は何とも思わず見捨てるだろう。台湾の為に戦争を始める選択はしない。その現実と台湾人が日本を信じる根拠になった過去の歴史をオーバーラップさせていく。そんな作品が観たい。

    佐藤正和氏が他人の台詞の遣り取りの場面で我慢できず咳き込むのは珍しい。
    渡邊聡(ただし)氏のキャラこそ本筋に絡めるべき。
    話を無理矢理終わらせる為の⻘⼭勝氏の台詞は流石に酷い。名優が可哀想だ。

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    2025/06/03 13:01

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