火蝶於七 公演情報 快楽のまばたき「火蝶於七」の観てきた!クチコミとコメント

  • 若いのぉ(老人・談)
    全体的に“若い”感じ。物語の内容には“爛熟”が合っているけど、実際の芝居はまだ熟しきれずに随所に固い部分を残している果実のような印象でした。台本や役者もそうですが、例えば舞台に使われていた簾(?)なんかも、もう一押しして味のあるものになっていれば、芝居そのものがずっといい感じになるのに、というもったいなさを感じました。ただ……(以下は、ネタバレになっちゃうかな)。

    ネタバレBOX

    場内に「メモリー」が流れたとき、あっ、曲の素晴らしさに芝居が食われちゃう、と不安になったのです……が、実はそこからが素晴らしかった! 私はかつて、あのように“不気味グロ美しい”「メモリー」を聴いた(観た)ことがない!!! その美しさは、まさにこの芝居最大の喜劇でもあったと思う。たった1発の打ち上げ花火のあまりの美しさに、それまでのことはどうでも良くなってしまった夜でした。

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    2010/10/10 23:31

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