公演情報
南京豆NAMENAME「僕は肉が食べたくて裸(ラ)」の観てきた!クチコミとコメント
実演鑑賞
満足度★★★★
若者の無謀な行動による暴挙、それをシニカルな笑いを交えて描いたパンクなドラマ。自分の中の鬱積した感情、世の中の不平 不満に対する思いが危うい行為へ。過去と現在を行き来し、若者の表し難い内面(心情)を切り取っていく。自分が本当に望むことがわからない、そんな男女を通して リアルな若者像に迫る。
理屈抜きに、がむしゃらな熱気と演劇への希求、それが物語へ惹き込んでいく。若者の 理性と感情の間で揺れ動く心が荒々しく立ち上がる。その象徴が、冒頭の 男の異様な恰好だと思う。これから どんな物語が始まるのか、一瞬にして興味を惹く巧さ。観せ方としては、若者の憂いをデフォルメしているようだ。その独創的な劇作が魅力。
(上演時間2時間 休憩なし)