The Gate 公演情報 SOUKI「The Gate」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    ドキドキしました!
    入場する時に、壁面の黒幕見ただけで、ワクワクしちゃいました。ただのフラットではなく、ちょっとずつ、タックとドレープをとったような、凹凸感のある黒幕に、下からスポットあてて、陰影がキレイ。カーテン状の黒幕しか、知らない私は、それだけでもで、期待が膨らみます。そして、和太鼓とほら貝の音色の中、赤のライトが走り出したら、もうドキドキ!オープニングから、かっこいいんだけど、作品も、かっこ良く美しい舞台芸術でした。今までも、自分の文章能力(表現力)の無さで、作品を汚しそうで、申し訳ないと思ってはいたが、この作品は、特に、文章の説明は申し訳なく、見て頂きたいと、思いました。

    ネタバレBOX

    『勧進帳』が題材なので、物語の説明は、省きます。
    パントマイムの凄さって、セリフがなくても、感情や状況が、解ることだと思いますが、それだけではなく、立ち居振舞いで、景色や衣装も持ち物も違ってみえます。時に、着物の袖の袂が見えるようだったり、はかま姿に見えたり。持ってるのは、扇子なのに、提灯だったり、刀だったりと。そして、火の玉も・・・と、見えないものが、たくさん見えました。身体表現は、もちろん、表情の豊かさで、たくさん、語ってくれました。

    衣装も素敵で、幕府側(?関所側)の人々のは、和服ではなく、赤のスーツ系の衣装なんですが、とにかく舞台で映える。山伏達も、茶系のマント系に黒のパンツなんだけど、かっこ良いんです。あー言葉だけじゃ、説明足りないんだけど、センスの良さが、光ります。フライヤーのあの姿、首元のストール風に、シルクハット風なんだけど、扇子が似合うのも、パントならでは、繊細な動きがあるからなのだろうと、思いました。

    音楽も効果音も、所々に、『和』が入る、さじ加減が、とても、素敵でした。そして、照明の色使いと躍動感も、好きです。

    パントマイムだけでなく、ダンス的な表現も、あり、とても、楽しく拝見しました。特に、あの人数でのストップモーション的な動きは、迫力もあり、好きです。あー言葉が足りな過ぎて、申し訳ありませんが、とにかく、かっこ良さと、センスが良い舞台で、舞台ならではの醍醐味を、たっぷり、味あわせて頂き、ありがとうございました。又、次回作も、必ず見たいと、思いました。

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    2010/10/09 22:18

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