神様に一番近い場所 公演情報 LIVES(ライヴズ)「神様に一番近い場所」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    ヒーローになりたい
    真面目な祭りの儀式は面白くて良かったです!

    ネタバレBOX

    ヒーローとはピンチのときに救ってくれる人のこと…、みんなヒーローになりたい気持ちがあって、そんなチャンスが突然訪れてきたら少々汚い手を使ってでもヒーローになりたいと思ってしまう人間の性が引き起こすコメディ。

    尻穴祭という名前のお祭りでバナナ神輿が練り歩くといえば、ディレクターでなくても色々想像します。期待して、何かを言わせたい放送局側と、神聖な祭りと考えている地元の人々の、噛み合わないテンションの温度差が面白かったです。

    祭りの前夜祭の儀式は最高でした。バナナを食べたり、皮を投げたり、皮の上を渡ったり、おごそかにすればするほど笑いました!

    一応の説によると、アメリカ人が発音したバナナをベンアーナと聞いて、便穴では如何なものかということで尻穴となったということでした。神輿に関しては、かつて貴重品だったバナナを奉ったもので、純粋な気持ちの表れでした。そして、バナナ神輿の上に乗る猿形と呼ばれる人が祭りのヒーローになるわけです。

    猿形の代役を選ぶ選挙運動で、町内会長さんの娘婿を韓国人と勘違いして韓国語で挨拶したりしたのは楽しいのですが、ヒーローになりたい気持ちは分かるものの賄賂を使う人が二人もいたのでは明るさは半減してしまいます。

    医者を継がずに東京へ出て、ラッパーになっている会長さんの長男がもう少し鍵を握っているのかなと思っていました。町の子供の方がラップが上手いのにも笑いました。

    部分部分は良かったのですが、全体としての感動があまり伝わってこなかったように思えました。

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    2010/10/09 11:33

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