満足度★★★★
初PPPP倉持裕氏演出作品 観劇
PPPP倉持裕氏演出の作品を初めて観た。
脚本は舞台「空中ブランコ」から2作目。
ツルゲーネフ『初恋』に想を得て書き下ろした恋愛劇とのこと。
別荘、となりの美しい女、残酷な現実、かなわぬ恋。
ということが共通点になるかな?
しかし、かなり妖しく、不可思議で、残酷なことも。
笑いどころもあり普通の恋愛を思わせる部分もあったけれど
チラシのビジュアルのような爽やかさはなかったかな。
そしてラストは…意外だった。
そして舞台美術の窓枠がおもしろい。
窓の外の風景はマチスの絵みたいだった。
後、水を思わせる音が絶妙だった。
清輝役の高橋一生氏は、
エネミー同様に静かで苦悩している感じがすばらしかった。
野波麻帆さんと河原雅彦氏の会話、からみ、
緊迫していて目が離せなかった。
PPPPメンバーもみんなうまい。
ぼくもとさきこさんと、
近藤フク氏、吉川純広氏が気になった。