満足度★★★
独創的な作品
普通の物語ではなく、「シャハマーチ」というオリジナルのゲームの進行を見せるという変わった趣の作品でした。
当日パンフに27条からなるゲームのルールが載っているのですが、覚えなくても十分に楽しめると思います。
お互いの組に一人スパイがいるという設定で、チーム内に不信が生じて行く様子が面白かったです。
ルールに縛られた中でもがく人々たちのドタバタぶり、という作品の構成から生じる笑いよりかは、体型をいじったり突飛なものを取り出したりといった設定とあまり関係ない単純な笑いに重点が置かれているように見えたのがちょっと残念でした。
もう終わってしまった池袋での公演や、今回のもう一つのバージョンがどんな感じなのか気になります。
今回は台本があって、それに基づいて演じていましたが、台本なしでリアルタイムにこのゲームをしたらどうなるのかも観てみたいです。