アイツは世界を変えるらしい 公演情報 けったマシーン「アイツは世界を変えるらしい」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    こいつが…こいつも…。
    こういうことって報道にかかわると、
    事件の大小にかかわらず可能性があるのかも。
    “ 学生時代の友達(元恋人)が事件の容疑者に。
    それでも僕は「編集」しなければならない ”…と。

    小さな街のおとぎばなし、、とあったので
    ファンタジーかと思っていましたが、
    サスペンス性の強い社会派ドラマといった趣。

    前半は申し訳ないのですが少しつらかった
    (ごめんなさい眠気が…)。
    話の流れはわかりやすいのですが、
    ラストにつながる伏線となる部分はもう少し丁寧に
    描かれていたらもっと楽しめたかも。
    唐突なところがいくつか…。

    後半からラストの意外性はなかなかでした。
    こいつが…こいつも…と。
    ラストの演出とても良かった。

    電車の音の使い方、照明も効果的でした。

    欲を言えば、もう少しリアリティが
    台詞、演技、衣装、小道具から感じられたらより良かった。

    ちょっとしたことですが、当日パンフに写真が
    付いているのは役者さんを憶えられるのでうれしい。

    次回はどんなものを見せてもらえるのか楽しみ。

    ネタバレBOX

    ストーリーはみなさんが詳しく書いていらっしゃるので割愛。

    オープニング、編集者 金山(坂本真太郎さん)と学生時代の友達 矢田(大平桃子さん)の踏切の別れの回想シーンは始まりを予感させてワクワク。矢田は1億円横領の犯人なのか?

    制作会社(テレビ?)、喫茶店、市長室…前半ほとんどが会話でみせて進めていくのに、うまくかみ合っていない感じが、間も悪く、テンポもいまいちに思える部分がいくつか。(ごめんなさい眠気が…)。

    前半、AD堀田(宮尾政成さん)は、うわっついて自己主張する
    ADらしさ(こんな奴よくいる)が結構よかったかな。
    でも会話のやりとりでは役柄だとしてももう少しかみ合ってほしい。

    失語症の元戦場カメラマン砂田橋(益岡幸弘さん)が携帯で文字を打って見せるのはわかりやすかった。

    売れっ子アナウンサー大曽根(平山紗奈さん)はかわいかったけれど
    衣装をもっとそれらしくしたらよりいいのに。

    市長室…秘書本山(望月智和さん 劇団LYM)のハイテンションのかんじ…キャラ立ちした個性的な役は好きな方なのですが、ウケてる人も
    いらっしゃいましたが、いまいちのれなかった。
    市長東別院(小野寺駿策さん)とのやりとりが絶妙に決まっていたら
    もっとおもしろかったはず。
    市長も威厳が…スーツが体にあってたらもっとよかったかも。

    なんだかんだで、取材中に偶然とれた市長の会話で
    “ 学生時代の友達(元恋人)”が犯人ではなく市長が容疑者に。
    海外でしかたなく子供の人身売買うんぬん、、、、
    (臓器を採って売るためか??)をバラスと脅されていたから
    1億円横領は自分とあっさり告白。あっさりすぎる。

    さらに通り魔的に喫茶店の愛想のないウェイトレス日比野(小泉美果さん)になぜか市長室で市長が刺される。ちょっと唐突かな。再犯の通り魔的だとしても。簡単に入りすぎる気が。警備はいないのかな…ココは。

    プロデューサー茶屋ヶ坂(高山五月さん 真空劇団)が市長と高校の先輩後輩の関係だと何度か言っていましたが、市長が死んだ事を彼の喪服で表していたのかな。

    日比野に近づき、失語症は演技だった元戦場カメラマン砂田橋(益岡幸弘さん)が仲間に誘う。黒幕はカメラマン砂田橋だったとは。
    映像を利用しいくらでもお金は入ると…。

    編集者 金山(坂本真太郎さん)と学生時代の友達 矢田(大平桃子さん)の踏切の別れの回想シーンは何度もでてきてだんだん変化していく。友人から…元恋人。容疑者のうたがいは消えた。

    ラスト、暗闇の中で携帯の黄緑の光のみで…秘書本山(望月智和さん)が市長の死を悦び悪そうな笑みを浮かべて話しているシーンの演出とても好きです。1番良かった。

    いろいろ書かせていただきました。もっと良くなる気がして。

    そうそう、脚本・演出の鳥越永士郎さんは20才なのですね。
    どんどん新作みせてください!楽しみにしています。

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    2010/09/20 05:46

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