実演鑑賞
満足度★★★
【カウント3(Three)チーム】観劇
つかこうへい の代表作であり つか魂がストレートに伝わる演目を解散公演に選んで、全力で演じていた。三日間で8公演と驚異的なスケジュール。本作は何度か観たことがあり 上演時間が短いように感じていたが、当日パンフを読むと体力的に厳しくカットしたシーンもあると…納得。
本作は、舞台装置がシンプルで 役者の演技力が公演の要(かなめ)。劇団のモットーは「愛と情熱」をテーマに活動、稽古は土日のみ。最終公演に向けては どうだったのかは分からないが、粗さも目立つが、愛おしさが感じられるような演技であった。
(上演時間1時間40分)
2024/12/30 14:59
ほんとうに土日しか稽古をしない劇団です。平日の夜もやらないのは、仕事、家庭も大切にしてほしい願いからです。劇団員同士が平日会う事も、こっそり稽古はもちろん禁止していたくらい(笑)さすがに本番小屋入りだけは、金曜日有給とったりしますがね。それすらもできない人もいます。とにかく土日だけでいい。それが合言葉でした。
ネタバレありがとうございます。私が勉強になりました。
つか魂の大切なところだけを、舞台に載せた脚本になりました。
20年もやってますと、社会経験が豊富で、会社の中でも幹部職をやるような、社長、部長もいますし、業種も豊富で、公務員、職員、介護士、医療、営業、事務、サービス業などなど、役者たちの会話から聞こえて来る生の声がとても面白くて、今のそういう社会をつくりあげてきている人たちの演技は何もしなくても立っているだけで味があるのです。その方々を舞台にあげるのが私の仕事。私たちは人生が常に稽古場。そんな社会人劇団でした。
最後の時間を共有していただき、ほんとうにありがとうございました。