ThreeQuarterカウントダウン公演「1…」 公演情報 ThreeQuarterカウントダウン公演「1…」」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.2
1-6件 / 6件中
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    6チーム、後藤さんの回を拝見しました。いろいろな団体さんで拝見している作品ですけど、本当に演出や役者さんで別物ですよね。皆さんの熱いお芝居素晴らしかったです。お芝居を楽しみつつ、やりきっている感じも伝わりました。熱演でした。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    7チーム
    初見の劇団にして解散公演。
    中盤まで粗さを感じるも、終盤の熱のこもった演技にはグッと引き込まれた。
    社会人劇団の定義って難しいとは思うが、色々な制約の中で取り組んできたんだろうなと想像するだけで、こちらまで熱くなった。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★

    【カウント3(Three)チーム】観劇
    つかこうへい の代表作であり つか魂がストレートに伝わる演目を解散公演に選んで、全力で演じていた。三日間で8公演と驚異的なスケジュール。本作は何度か観たことがあり 上演時間が短いように感じていたが、当日パンフを読むと体力的に厳しくカットしたシーンもあると…納得。

    本作は、舞台装置がシンプルで 役者の演技力が公演の要(かなめ)。劇団のモットーは「愛と情熱」をテーマに活動、稽古は土日のみ。最終公演に向けては どうだったのかは分からないが、粗さも目立つが、愛おしさが感じられるような演技であった。
    (上演時間1時間40分)

    ネタバレBOX

    舞台セットは、お馴染みの古びた机、その上に黒電話、捜査資料、傍らの置台に洋酒瓶が置かれている。舞台技術の音楽選曲と照明効果は上手い。

    物語は、警視庁の木村伝兵衛部長刑事の取調べを中心に熱海の殺人事件の概要をなぞりながら、その過程で事件の底流にある問題を抉るもの。人間を鋭く観察し、心理描写と情況表現が中心であることは間違いないが、本公演は故郷という心の拠り所も強調している。人間、社会そして自然といった世界観の広がりを思わせる。

    在日への人種差別への思い(代弁)を独白・激白、その故郷を追われた慟哭が胸をしめつける。また同性愛者を登場させ、その性への偏見差別、職業・職場、さらには社会進出における男女差別、権力至上への揶揄など、色々な問題・課題を浮き彫りにしてくる。一方、人が感じ持つ優しさ、哀しさ、孤独、気概などの人間讃歌とも受け取れるシーンの数々。単なる痴情の もつれによる殺人事件ではなく、大山金太郎(容疑者)を一流の犯人へ仕立て上げることによって、事件の底流にある本質を炙り出す。この硬質で骨太い描きの中に、女性ならではの純粋と情念の心情を垣間見せる。またちょっぴりあるお色気シーン、この緊張・弛緩のほど良い刺激が1時間40分という時間を飽きさせない。

    つかこうへい の思いは、役者の演技力という体現なしでは伝わらない。特に主人公 木村伝兵衛を演じる女優の力強く凛とした姿と愛嬌ある仕草、また山口アイ子の切なくも強かな女、その異なる女性像を自在に演じ分ける難しさ。またアクションにキレがあり身体の強靭性も必要。本公演では櫻井まりあ さんが演じていたが、遠慮しているのか少し弱々しく迫力を欠いたのが惜しい。男優陣は、熊田留吉刑事、桂万平刑事、大山金太郎との絶妙な遣り取りに人間味が感じられる。今まで観てきた公演の男性陣も熱演であったが、それは主人公・木村伝兵衛を引き立てるといった印象。本公演も基本的には同じであるが、単に櫻井さんの盛り立て役に止まらず、一人ひとりの人間性を立ち上げている。体躯のよい正木拓也さんは、厳つい風貌と剛腕を見せつつ純情な面を併せ持つ熊田留吉刑事、平澤雅己さんは顔付こそ野性味あるが、やはりホモらしい繊細さを見せる桂万平刑事、永松翔平さんは2人に比べると体は細いが、強情で熱い男-大山金太郎。相乗効果を発揮した役者たちの演技は良かった。

    原作の意を表した脚色、それに魅力付けした演出(清水みき枝サン)、そして充実した演技、さらには舞台美術(音響・照明)など全体が調和した公演は好かった。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    セブンチームを観劇しました。
    出演者4人のうち研修生3人の構成でしたが、とても良かったです。
    台詞に詰まったり、滑舌が悪い部分もありましたが、全力で演じる姿が素晴らしかったです。
    そして、代表の並木さんの熱演は流石で、感動でした!
    貴重なカウントダウン公演を観る事が出来て良かったです。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    ThreeQuarterカウントダウン公演「1…のエイトチーム観劇。つか作品は様々なヴァージョンがあるが、このバージョンは初見。つかの本質を見事に伝えている。追記12.29午前8時半

    ネタバレBOX

     言わずと知れたつか こうへいの傑作。而もつかは演劇は各回限りのものというスタンスで長い間通していたのでアテガキも多く脚本に様々なヴァージョンがあり、その多くは残って居ない。今作も『売春捜査官』としては初めて拝見する内容のものであった。それ故新鮮であり、演出も新鮮なら照明や音響、劇中に用いられる様々な歌のセレクトセンスも良い。演出は、つかがその作品で鮮烈な単語や苛烈な単語を敢えて用い、状況を日常から際立たせるつか独自の表現法の齎すインパクトを上手に活かしつつ、実家は可成り裕福であったものの在日とあって差別される側でもあったであろう苦労・苦悩を味わったに違いない彼の優しさが立ち上ってくるような直截で本質を良く捉え、観る者を突く仕上がりになっており、役者陣の演技もグー。解散となるのが名残惜しいスリクオのカウント8公演を拝見。
     ところで今後長野で劇団四分ノ三としてスリクオの魂を受け継いでゆくメンバーも居る。長野迄足を延ばせる方々は、是非追い掛けて残り四分ノ一を加えて欲しい。
  • 実演鑑賞

    とっても良かったです。

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