満足度★★★
ハイテンションな和風マクベス
『マクベス』をベースにした中に『黒塚』の要素が織り込まれた物語で、連鎖する恨み・怒りが上手く表現されている脚本でした。
大勢の役者の身体表現でシーンを次々に展開して行く演出は安心して観れるものでしたが、大声&早口でまくしたてる様な話し方は聞き取り辛かったです。せっかくのシェイクスピアの名台詞も間がなく畳み掛ける様な調子だったのがもったいなく思いました。
能の作品を用いたのなら、能の静謐さを感じさせる演出があっても良かったと思います(歌舞伎的要素はありましたが)。
眞久部(マクベス)の道化的な悲哀感を漂わせる演技と、その夫人役を演じていた方の存在感のある演技が印象に残りました。
あと些細なことですが、江戸時代のに設定で台詞も古めかしい言い回しなのに「コントラスト」や「ペン」などのカタカナ語が出てくるのは違和感がありました。
2010/09/19 00:05
これからも叱咤激励のほど、よろしくお願いします!
精進して参ります
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