満足度★★★
活かしきれなかった個性
ルールに縛られたゲームの中で
人間の様々な面を描き出そうとした舞台でした。
最初の命令絡みのノルマのコントは面白かったけど
ゲームに入ると人が多すぎてちょっと分かりづらい。
また、それぞれに職業があるのだけど、その設定は活かされず。
そのせいかどうか分からないが、登場人物に妙なキャラ付けがされている。
これを面白いと取るのは観客次第だろうけど、
これは脚本としてはどうなんだろう?いいのこれで?と思う。
役者をもっと信頼してあげれば、キャラじゃなくて
状況に対する態度によって個性を示すことができたんじゃないかな。
2人のノルマ以外には何だか役割じゃなくてキャラで押し切った感じがした。
ただゲームのお互いのやりたいことのぶつかり合いから
人物たちの本音の場面に移る、緊張感の場面は素晴らしかったと思う。
最後は初日だったせいか、未完成のように見えたけど
色々と伝わって来るものがあった。
下北沢に続くようなので次も期待しています。
2010/09/14 09:02
はじめまして
>また、それぞれに職業があるのだけど、その設定は活かされず。そのせいかどうか分からないが、登場人物に妙なキャラ付けがされている。これを面白いと取るのは観客次第だろうけど、これは脚本としてはどうなんだろう?いいのこれで?と思う。役者をもっと信頼してあげれば、キャラじゃなくて状況に対する態度によって個性を示すことができたんじゃないかな。 2人のノルマ以外には何だか役割じゃなくてキャラで押し切った感じがした。
この部分、まったく同感で、今回私も不満に思った部分でした。せっかく職業が設定されているのだから、キャラではなく、職業の設定を生かした面白さを出してほしかったと思います。