忘却曲線 公演情報 青☆組「忘却曲線」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    帰る家がある幸せ!
    母の家があることできょうだいの求心力が増します。今後のきょうだいの前途もいい方向に進むように希望します、無縁社会にならないように。

    ネタバレBOX

    船のデッキのような舞台…、横浜出身の小夏さんがイメージした港を感じさせる真島家のリビングルームです。

    愛人と一緒にいた父を交通事故で亡くし、その後母は出奔してしまい、母の帰りを待ち続けるきょうだいの話。

    女3人、男1人のきょうだいの特徴付けが際立っていました。母親代わりできっちりしていて何でも形から入ろうとする長女、長女は結婚しています。他は、口べたで人付き合いの悪い長男、自由奔放だが心は寂しい次女、自分の殻に閉じこもっている三女。

    暫く帰省していなかった次女が東京のデパートを辞めて帰って来たところからスタート。

    とりあえず家族の許に帰ってきたというのが良いですね。親が亡くなった後のきょうだいの関係は微妙、現在問題になっている無縁社会になる第一歩です。母親を待つための家ということもありますが、求心力があることが救いです。

    帰ろうとして、逡巡していたであろう母が交通事故で死んで、葬儀が終わったころで終了。

    三女には恋の予感が、長男もしっかりしていることが分かりました。これから、めいめいが独立して行くでしょう。いつまでもいいきょうだいでいてほしいと思いました。

    母の、日記は忘れるために書くのよ…、私もここにコメントを書くと安心したように忘れていきます…。

    子供のころに戻ったり、現在に戻ったり、流れが自然でした。いつものように食事は本当に食しており、細部に丁寧な演出に大満足でした。

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    2010/09/09 10:51

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