ЖeHopмan【シャハマーチ】 池袋盤 公演情報 電動夏子安置システム「ЖeHopмan【シャハマーチ】 池袋盤」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    Mバージョンを観た。
    いあいあ、めっさおもろいわ~。。
    フライヤーとサイトの説明からなんだか小難しいゲームのように感じて観る前に予習しちゃったほど!だけれど、始ってみるとゲームの合間にオムニバス調で繰り出す仲居の愛宕いずみの芝居がコメディだった。

    以下はネタばれBOXにて。。

    ネタバレBOX

    とある銀行の廃墟跡でKチーム6人とMチーム6人のゲームは始まる。ゲームをしている12人は至って真面目にゲームをしているだけなのだが、不審に思った警官に周りを包囲されてしまう形となる。中の12人は警官の気配を感じながら、ゲームに集中するというのが今回の背景だ。

    まず今回のゲームについて説明しよう!笑

    『ノルマ』は様々な命令を受け、その通りに行動しなければならないが『ノルマ』自身はどんな命令が与えられているのかを知らない。『ジェナー』は『ノルマ』に与えられている命令を知っていて『ノルマ』がその命令を達成するように仕向け誘導するのが役割。そして『ノルマ』と『ジェナー』を助け相手チームの行動を阻止する役割の兵(サルダー)が3人。

    つまり1チームに『ノルマ』1人、『ジェナー』2人、兵(サルダー)3人の計6人で駒を進めるのだ。これは王様ゲームみたいなもので『ノルマ』を王さま『ジェナー』を妻、そして兵(サルダー)と考えたほうが解り易い。

    早速、客席の眼の前に設置されたTV画面に「かく」「うつ」などの単語が命令として表示され、それを、KチームとMチームのどちらかの『ノルマ』が先にクリアしたほうがゲームの勝者となるのだ。だから『ジェナー』は必死の形相で、『ノルマ』を操ろうとするも、なまじ意思を持ったMチームの『ノルマ』は言うことを聞かないし、思い通りの動いてくれない。どちらかと言うと意志の弱そうなKチームの『ノルマ』のほうが扱いやすそうだ。笑

    しかし、自分達のチームが負けた場合は『ノルマ』は開放されるも『ジェナー』が新たな『ノルマ』にならなければならず、ゲームの世界でも年功序列は生きているのだった。笑

    このゲームは『ジェナー』の活躍がなくては達成できないという葛藤あり、軋轢あり、チームのスパイ疑惑も浮上し、チームの仲間同士が人間関係にひび割らしながら、疑心暗鬼の上で綱渡りのように渉っていき、挙句、いつのまにか王より強くなった妻『ジェナー』が王を支配してしまうというのもミソだ。笑

    結局、ゲームはMチームの『ノルマ』の意思でクリアせず、Kチームの『ノルマ』がクリアしたかのように見えたが、外に出た瞬間に銃砲の音が響いて射殺されたかのような幕引きだった。

    ゲームの合間に見せるコントのような芝居が実に愉快だった。ここのキャストってホント面白いよね~。笑)
    ゲームを取っ払ったら、殆どコメディだと感じる楽しい舞台。Kバージョンもこうなったら観る!(^0^)


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    2010/09/08 23:50

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