満足度★★★
集中力が続かなかった死の宣告を受けた王さまが、死を目の前にしてもなお、認めない認めたくないのだが、「人は必ず死ぬ」という条理は民も王も平等なのだ。しかし厳然たる支配者であったことから、王さまは自分が死地に赴くことなど考えもしなかった。王さまは常に無敵で自分のために多くの犠牲を強いてきた民や家来の命に代えても自分が助かりたいと願い、またその気持ちを正直につぶやく。死に向かってうろたえる王さまの混沌さが見ものだったが、自分にはこの物語は長すぎた。
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2010/09/07 19:42
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