実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2024/09/14 (土) 13:30
夫の不貞に基づく一組の夫婦の離婚調停を軸に別の夫婦や判事夫妻なども描きつつ進める物語。
推理小説でお馴染みの「その手法」に演劇ならではの「あの手法」も加えて観客を欺くのが巧み。その一方、やはり演劇ならではの手法でヒントも与えるとは恐れ入る。(笑)
全体像を知ってからもう一度観るとより面白いのではないかな?
また、いつもながら舞台空間の使い方も巧い。メインとなる横広がりの馬蹄形のカウンターを、調停の場の机に使うのはもちろん、複数の場所にいる人物を同時に着席させて照明によって場の違いを表現するとか、さすが。
なお、前週に観た UNITレンカノ「一度」と本作、ともに1°(角度) に言及する部分があろうとはオドロキ。