満足度★★★★
素の状態でトリップできる。良くも悪くもとにかくヤバイのを観てしまったな、とおもわず二ヤリしてしまった。物語はたとえるならば、家族とそれを取り巻く社会について書かれた現代口語演劇がぐにゃりと崩れて誰彼かまわず奇想天外なベクトルへアバウトにゆらゆら流れていくような。それを阻止しようとも、ロービートな変態テクノが鳴りはじめるとフラフラ踊り出さずにはいられなくなる、みたいな。歯止めのきかないディープでサイケデリックな世界だったのだけれども作品のなかで言わんとしていることがこちら側になだれこんできて。その感触はなんだかリアルを超えていた。
ネタバレBOX
0
2010/09/03 01:24
このページのQRコードです。
拡大