瀕死の王さま Le Roi se meurt 公演情報 東京演劇集団風「瀕死の王さま Le Roi se meurt」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    なかなか死なない
    公演時間2時間20分。今回はとにかく長いと感じた為、後半はちょっと苦痛だった。キャストらは熱演を見せたが、割に単調なストレートプレイで、これまた、なかなか死なない陛下を観ていると、ワタクシ、早く死んでくれないかなー、と願ったほど。また、客席は対面式に設置されており、公演中、客席も明るい事が落ち着かなかった。

    以下はネタばれBOXにて。。

    ネタバレBOX

    不条理劇作家ユジェーヌ・イオネスコの作品。とある王様が、第1王妃と侍医に「あなたはもうすぐ死ぬ」と宣告されるも王様は第2王妃との甘い生活に固執し、第2王妃も王様の死を受け入れられない。国民の命を軽視してきた王様は自分が生きることには貪欲だった。

    やがて、身体がだんだん弱っていくにも関わらず、相変わらず命令する王。しかし国が滅びかかっている一国の王の命令なんて誰も聞きやしない。普遍的な死と死に対する恐怖を描いた物語だが、舞台に登場した王様は秘密のSMクラブで働いてるようなイデタチ。もしかしてチップとか必要なのかしら?なんて気をまわす。しかし見方によってはサタンにも見える。笑

    そんな王様が死に対してジタバタするのだが、この描写がとにかく長い。死にそうで死なない。死んだかと思うと生き返る。笑)
    個人的にはもっと削れるような気がするのだがいかがだろうか?90分くらいで充分な物語だと思った。


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    2010/09/02 23:22

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