実演鑑賞
満足度★★
素舞台に各シーンに関係しそうな名画を背後に投影した舞台美術でしたもうちょい服装とか小道具にらしさをUPして欲しかったかな二時間を超える長丁場でしたが台詞テンションが高く一定で抑揚とかリズムを感じられず聞き取りし辛いとこが多々あって物語に没入しにくかったデス
ネタバレBOX
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2024/09/29 05:04
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2024/10/04 03:18
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舞台装置や音響照明等を使用せず、衣装も普段着に近い形で上演する、という形は、主宰の平澤智之が長年所属しておりましたシェイクスピア・シアターで用いられてきた舞台形式で、キングスメンでも旗揚げ公演からそれに準ずるスタイルをとっています。特殊効果等に頼らなくても、役者の表現で舞台は確立するはずだと、私達も考えています。
時代や場所の設定も、特に指定せず、現代に近い時空を想起させるものとし、あえて17世紀のセイレムの村であることは外して衣装等を決定しました。特にこの物語は現代の世界情勢とも類似するものであり、どこか遠い時代の遠い世界のお話、という印象を与えたくないという目的があったためです。
背後のプロジェクターに様々な絵画を投影しましたが、ご指摘いただきましたように、ラストシーンは『ゲルニカ』を使用しました。これを選択したことも、そのような象徴であったので、作品名を挙げて認識していただいて嬉しく思います。
台詞回しが聞き取りづらいところがあったというご指摘につきましては、今後の課題として取り組みたいと思います。シェイクスピア劇を上演する時と同様の発声で演技しておりますが、作品や劇場によってコントロールする必要がある場合があると思っています。
また機会がありましたらぜひご観劇いただけますことを願っております。