実演鑑賞
満足度★★★★
子役から年配の方まで幅広く、どこか結束力の強い町内会の雰囲気がする劇団さん
良い意味では親しみやすい感じ
完璧な演出・演技力を求めるスタイルなので諸々気になってしまう所がありましたが、主演を含めた数名の役者さんのポテンシャルの高さ、まだ演技慣れしていない役者さんも頑張って表現しようと…狙いとしているところは理解できました
「据え膳食わぬは男の恥」というのはもはや死語かもしれませんが、なんで毒香漂う「据え膳」に手を出しちゃうかなぁと・・・男のサガがとことん哀しい
シェイクスピア作品を中心に活動されている劇団さんとのことですが、いつか泥臭い日本の作品なんかも観てみたいと思いました
2024/10/06 00:25
2024/10/05 11:01
5日間に渡り大作を扱った公演、お疲れ様でした。
そして、ありがとうございました!
どことも異なる体制を取られている劇団さんである事が伝わってくる公演でしたので、コメント頂いた内容によって、また新たな感慨深さが滲んできています。
プロの俳優さんと舞台経験の少ない(または初めて)の役者さんとの共演作品の場合、どうしてもプロの方達の水準に合わせて観てしまう事が多いと思うのですが、敢えてこのカタチを取っておられるキングスメンさんの活動主旨が何らかの方法で公演前(中)に伝わってくると、また違った角度の目線を持って鑑賞できるのではないかと思ったりもします。
東京乾電池さんの「真夏の夜の夢」が、やはりベテラン俳優さんと若手俳優さんの混合、演目も味方となったカオスさで何とも言えない面白味がありました。初演だったと思うのですが、王様たちの前で劇中劇を演じる職人の一人に蛭子能収さん(本職漫画家)自分で自分の台詞が可笑しくなったのか、はたまた照れ臭かったのか吹き出してばかりで周りを巻き込み劇中劇がグダグダに、それを複雑な表情で観ている王様との構図があまりに可笑し過ぎて苦しくなるほど笑いました。
蛯子さんだから得している部分もありますが、狙い半分と偶然が生み出した奇跡の時間でした
あまりに面白かったので数年後の再演に行ったのですが、きれいにまとまっていて逆にガッカリしたのですから難しいものです
感想では「泥臭い日本の作品」という例えをしてしまいましたが、唯一無二のスタイルとポリシーを持って活動されているキングスメンさんだけのカラー、自然と伝わってくる結束力(お祭りみたいで楽しい)併せてこれからも観客を楽しませてくれます事に期待しております。