星を追う人コメットハンター 公演情報 劇団銅鑼「星を追う人コメットハンター」の観てきた!クチコミとコメント

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    劇団銅鑼はいくつも見ているが、まずはずれがない。とくに誠実でひたむきに生きるドラマが得意だ。小さいながら良質な劇団である。今回も夢を追うことの素晴らしさが、登場人物たちを通して素直に伝わってきた。

    実在のコメットハンター・本田実(池上礼朗)が物語の中心。その生涯を、夢を失いかけた現代の若者(山形敏之)に、ミノル君の親友を名乗る老人(舘野元彦)が語って聞かせる。語りたい老人に、青年が渋々付き合わされるうちに、先を聞きたくなっていく。この仕掛けがうまくいった。舘野の老け役が見事で、一瞬、本当に80すぎの老人に見えた。セリフ回しとともに、歩く時の体の揺らし方にかぎがありそうだ。

    ネタバレBOX

    戦後、すい星を初めて単独発見した時のシーンが素晴らしかった。新すい星かどうか確認するために、通信手段の乏しい中、世界の人々がチームワークを組んで、ついに南アフリカの天文台が本田の発見を追検証する。舞台狭しと並べたいくつものいすのうえに、何人ものひとがたちあがり、連携し、喜び合うシーンはぐっと来た。

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    2024/09/10 10:28

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  • ご来場頂き誠にありがとうございました!
    はずれがないと言って頂き身が引き締まります。
    今後も楽しんで頂ける作品を作ってまいりますので、機会がありましたらどうぞよろしくお願いいたします。

    2024/09/10 11:35

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