実演鑑賞
満足度★★★★
初日をSTスポットにて観劇。
プロジェクトの中でも前作『theirs』は「男性の背負っている加害性」、今回の『ours』は「女性の背負っている加害性」を一つのテーマとしていますが、私が勝手に思い込んでいたイメージとは全然違う演劇で、そのことに多くの気づきや内省を得ました。
男女二元論、そして、「男女二元論が生み出してしまう加害性」は私の中にも確かに存在する。その事と向き合う観劇でもあった。俳優さんのリレー書簡からも。一人ひとりの眼差し、答えを一つとせず、いくつもの選択肢や可能性を"みんなで考える"シリーズだと改めて痛感しました。
男性、女性、そして全ての人が背負っている加害性を考える本プロジェクトにおいて、おそらく私は、一人の女性としてだけでなく、2人の子どもを育児する親としての視点も持ちながら見つめざるをえないと考えていますし、その必要を感じています。