『CHORIKO』 チョリ子 公演情報 anarchy film「『CHORIKO』 チョリ子」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    迫力とエネルギーが凄い!
    そして、タブーに挑戦!

    ネタバレBOX

    身障者の描き方、性描写の表現がリアルでした。役者さんたちも十分応えていました。

    前回は家庭の崩壊、今回は身障者のスラム街的無法地帯の形成と権力による弾圧・崩壊を描いています。冒頭から侵入者に対する少女らによるおやじ狩り的暴力シーンでスタートして、インパクトありまくり!

    自分以外の記憶を覚えているというのでミュータント的に知識が豊かなのかなと思っていましたが、単に集団の記憶を語り部的に蓄積していたものでした。

    ミュータント的人類の反乱ではなく、普通の身障者の差別に対する不満の叫びは理解はしますが、かといって無法地帯を作っていい訳でもなく、最後弾圧を示唆してのエンディングでした。

    エゴイズムの塊で少し狂ったようなやくざも存在感がありました。彼は自殺した古尾谷さん風の容貌で、そして自殺のような形で死んでいきました。

    ACB会館の入口には、暴力団関係者ややくざ風の方の来場を断る旨の看板があり、舞台でやくざが暴れてるのにーって思いました。

    ところで、全体の作風として、暴力的シーンが多いこととみんなで早口大声でしゃべるというパターンが見えてきて、インパクトは認めますが少し慣れてきてしまいました。

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    2010/08/22 03:50

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