キセキの人 公演情報 スーパーグラップラー「キセキの人」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    鬼~のパンツは強いぞー、強いぞ-♪
    「キセキの人」というタイトルからすると、主役は酒天童子なのだが、主役が何人もいるような錯覚に囚われるのは、やはり、個々のキャストらの存在感だと思う。舞台のセットが美しく、あの世とこの世の狭間のような・・。

    もののけとか、妖怪とか、アヤカシの世界。どちらかというとアニメチックなキャラクターの宝庫で、メープルフィギアも登場させ、好みの芝居だった。

    笑は失笑・苦笑!の種類。笑)

    以下はネタばれBOXにて。。

    ネタバレBOX

    一条天皇(帝)の2人の婚約者が妖怪にさらわれた事件で源頼光以下、4人は妖怪を捕まえる為の特殊部隊を組まされる。この時代はもののけやら、妖怪やら鬼やらが頻繁に現われる物騒な時代でもあった。

    彼らはゴーストバスターじゃあないけれど、妖怪らを退治するために、いざ、大江山(天狗島)の鬼のところに向かうのだが・・。

    一方で天狗島では人として未完成のままの酒天童子が現われる。彼は閻魔によって、魂だけが浮遊していた酒天童子を、とりあえず、と未完成の体にその魂を吹き込んで出来上がったのだった。だから死んでも居ない、生きても居ない魂だったのだ。

    彼は未完成の身体を完成させるために、死んだ身体や死にそうな身体から必要な部分だけを奪って自分の身体の一部に加えてしまうと言うおぞましい力も持っていた。鬼の頂点に位置する天狗は鬼の長・茨木から、新たな長としての称号を与えられるも、彼はその茨木の身体さえも欲しがるようになる。

    物語は4人の部隊と鬼、酒天童子の本当の両親のいくえを絡めながら、戦いとなるも、酒天童子の両親が源頼光と道子とわかると、安心して浄化するという奇跡の物語。

    親子の絆を謳った物語りで人間の原点を見つめ直した美しい物語だった。茨木の鍛えられた二の腕が萌え!

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    2010/08/21 18:51

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