満足度★★
蜷川味の井上ひさし脚本ということで
面白かった。
井上ひさし脚本はいつもこまつ座で見ているので、ホリプロの興行+蜷川の演出で観るのは初めて。そういう点で"個人的に""新しさ"が感じられて面白かった。しかし二度は通用しないだろう。
意外だったのは蜷川演出ベタベタじゃなく、結構井上ひさしにお株を譲ってたこと。譲れないとこだけ蜷川になるって感じでマダラだった。ちょっと変かも。
井上ひさしの脚本にしては珍しく完璧度が足りないと感じた。井上ひさしの芝居じみた芝居を芝居にしちゃぁだめじゃないかしら。
能をネタにしすぎ。多分ニューヨークを意識しすぎたんだと思う。
結局、脱稿当時はNY公演は実現しなかったということなので、脚本もそういう出来なのかもしれない。
個々の役者の演技については言いたいことがある。後日キチンと感想をまとめたい。ほとんどダメしか出ない予定。
他の方の感想を観て敢えて書くが、本当にチケット代が高い。内容に対する評価として。