満足度★★
蜷川味の井上ひさし脚本ということで
面白かった。
井上ひさし脚本はいつもこまつ座で見ているので、ホリプロの興行+蜷川の演出で観るのは初めて。そういう点で"個人的に""新しさ"が感じられて面白かった。しかし二度は通用しないだろう。
意外だったのは蜷川演出ベタベタじゃなく、結構井上ひさしにお株を譲ってたこと。譲れないとこだけ蜷川になるって感じでマダラだった。ちょっと変かも。
井上ひさしの脚本にしては珍しく完璧度が足りないと感じた。井上ひさしの芝居じみた芝居を芝居にしちゃぁだめじゃないかしら。
能をネタにしすぎ。多分ニューヨークを意識しすぎたんだと思う。
結局、脱稿当時はNY公演は実現しなかったということなので、脚本もそういう出来なのかもしれない。
個々の役者の演技については言いたいことがある。後日キチンと感想をまとめたい。ほとんどダメしか出ない予定。
他の方の感想を観て敢えて書くが、本当にチケット代が高い。内容に対する評価として。
満足度★★★
メッセージがよりシンプルに。初演に比べ、武蔵も小次郎も少しシリアスに、コメディ色も抑えられた感じでした。
「命を大事にしろ」というそぎ落とされた、
本当にシンプルなメッセージを、
誰にでも観やすいように、
わかりやすい可笑しさで包んで伝えている。
武蔵・小次郎決戦後日談で、他にも名だたる人が
同じ寺で修行しているにしては、
あまりに無邪気な展開にしているのは、
かなり意図的に感じます。
初演では、多少やりすぎ感もあった五人六脚のシーン
(あのぐだぐだな感じもとっても好きでしたが)
も含めて、コメディ色は全体的に多少抑えられたように
感じます。
武蔵があまり笑わない。
小次郎も笑わないし、スマートさがなく
少し荒れた感じなのは必死に武蔵を探して
きて苦労したせい。
鈴木杏ちゃんの落ち着きぶり、
白石加代子さんの蛸の能も見事でした。
満足度★★★★
観てきた。
基本的な戦いのお話を知らなかったんですが;
楽しめましたv
小次郎の方がちょっと背が低かったので追っかけまわしてる感じが可愛くみえました(笑)
白石さん可愛くて怖くて楽しかった。
おもしろかったです。
満足度★★★
むずかしいところだぁね~
ビジュアル的に見てて楽しいところもあるのだけれど、チョイとばかり弱かったなぁ。という印象。つまらないとばっさり切ることは出来ないけれど、チケット代に対して内容が・・・
2階席で8000円・・・
一階席のハイソな方々は湧いていたけれど、それがこっちまで伝わってこない。ぱっくり割れてんだよなぁ。
前半舟漕いでしまいました。
満足度★★★
はっきり言ってたいしたことない
井上ひさし氏追悼ムードがあるけど
あえてはっきり言うと
この作品たいしたことない
今まで観た井上さんの舞台の中でたぶん一番つまらん。
話は巌流島の後日談、小次郎が生きていたという設定で
意外に地味な話。
蜷川さんの演出が合ってないのか、基本的に喜劇なのにテンポが悪く
無駄に長い。
話自体もそんなに面白くないというか、井上作品にしてはキレがない。
メッセージもなんか弱いし。
出演者も 主役級の人たちがズラリと揃っているが
特筆してよかったのは、白石加代子さんあたりかな?
藤原くんなんかセリフが聞き取りづらかった。