満足度★★
福助さんの粗さが目立つ
先日に続き、今日は、2部を観劇。
大好きな、劇作家、長谷川伸の「暗闇の丑松」には、またしても、泣かされました。丑松の心根が哀れです。お米の気持ちが切なくて、同情を禁じえません。残念なのは、福助さんのお今の演技。巧いんだけれど、内面の描き方に難があり、表層的演技なのが、この芝居の真の悲哀を薄めたように感じます。
「京鹿子娘道成寺」にしても、福助さんの身のこなし、特に手先にしなやかさが足りず、花子の気持ちの変化が所作に反映されず、いつになく退屈な道成寺でした。押し戻しの海老蔵さんの発声には、口アングリ。こんなに腹から声が響かない押し戻しは、生まれて初めて観ました。
2010/08/25 23:07
2010/08/24 16:13
2010/08/24 16:02
2010/08/24 12:38
2010/08/24 11:37
2010/08/24 04:43
2010/08/23 22:48
>話戻って、福助さんにしても、巧い演技に、自ら酔って、最近、どの演目のどの役でも
演技のパターンが一緒な気がして、危惧してしまうんです。(基本的には、福助さん、好きなんですけれど)
まったく同感です。KAEさんとは歌舞伎での話が合いそうですね(笑)。私は、最近福助さんを観てないんですけど、10年ほど前にそれを強く感じてしまいました。