お肉体関係 公演情報 ぬいぐるみハンター「お肉体関係」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    ちょっと中途半端
    チラシ通りで、セットも登場人物も衣装も内容も、ポップでキッチュでキュートな印象。
    とにかく音が大きい、声が大きい。
    舞台上は大勢の人。
    がなり過ぎや滑舌の悪さで台詞が聞こえなくても気にしない、舞台のノリについていけるかどうかが、この芝居が楽しめるかどうかの境界線なのだと思う。

    ネタバレBOX

    一応のストーリーは、感染者がゾンビ化してしまう新種の性病が渋谷を中心に広まり、その騒動に巻き込まれる若いカップル達の思い、が中心にくるのだろうか。
    正直、観終わった後に何か残るものがあるわけではなく、ストーリー自体もそこまで意味があるとも思えませんでした。
    カップル達も「私のこころの中のうさぎちゃん」や「チンパジーの素晴らしさ」等の色々な事を言っていましたが、そのにあるかもしれない象徴的な何かを読み解くのではなくて、何言ってるか解らないもどかしさそのものを感じればいいのかな、と思いました。

    勢いとノリだけで意味深長な台詞を叫んでいるだけかと思えば、言いたい事があるらしくちょっぴりシンミリとした台詞を織り交ぜてくる。
    言いたい事がそこにあるのならばそのまま聞かせればいいのに、とつぜん照れたようにまた大騒ぎを繰り返す。
    そこに意味を求めてはいけないのかもしれないが、照れくさい事を勝手に言い放ち、笑いにごまかし無かった事にしてしまうと言うのは、とてつもない置いてきぼり感とあざとさを感じてしまいました。
    面白そうで大胆な事をやっているように見える割には、男の子は下着一枚になるのに女の子は薄着の子もいれば、きっちり着込んだままの子がいたり、大騒ぎの動きも見た目よりも統一されている印象を受けました。

    大騒ぎの舞台で、役者が色々な事を叫んだり表現したりしていましたが、結局は『そんだけーーー!!!』の台詞に集約されているのかなと思いました。

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    2010/08/18 17:52

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