実演鑑賞
満足度★★★★★
これは演じる側からするとかなり刺激的な戯曲なんだろう。最近、上演が多いのも納得というか。
先日、G・W・パブストが1929年に撮ったドイツの無声映画『淪落の女の日記』を観たが、父の助手に誘惑されて妊娠した薬局の娘がヒロイン。親族会議の結果、無理矢理子供と引き離されて感化院に入れられるが、そこは虐待に近いことが行われている場所だったというもの。映画は仲間と感化院を脱走してからの展開の方が長いから、この舞台と内容は異なるけれど、男側の倫理規範が女性に押し付けられる社会を描いていて、結構重なるシーンがあるなあと思いながら観てました。
2024/07/15 21:57
ドリス・デイ問題に関しては、私も一番の悩みどころでした。
「劇中のシーンと時代が合わないのでは?」とお客様の思考の邪魔になってしまうのでは?と。
私なりの解釈はありましたが、それをどのように表現すべきだったのか?
もっといい工夫があったのではないか、と今でも考えてしまいます。
パブストの無声映画、ぜひ拝見してみたいです。
男性の倫理観が押し付けられる社会。
いろいろと考えさせられますね。
ありがとうございました!
今後ともがんばりますので、よろしくお願い申し上げます!