音埜淳の凄まじくボンヤリした人生 公演情報 ほろびて/horobite「音埜淳の凄まじくボンヤリした人生」の観てきた!クチコミとコメント

  • 実演鑑賞

    初期作品のリクリエイション版。近年のほろびて作品とは少し印象が異なり、新鮮な気持ちになりました。STスポットの使い方として珍しい舞台セットで、俳優との距離も近く、全体的に良い緊張感のある上演でした。

    ネタバレBOX

    登場人物は4名。父、息子、父の弟(伯父)、義理の弟(義理の伯父)。母は、どうやら亡くなっているようだ。ちょっと変わり者の様子を見せる父だが、父と息子、二人の生活は落ち着いていた。時々父の物忘れが露見する程度。そこへ父の弟がやってきて、これから離婚をするためしばらく実家に住ませて欲しいと頼みこむーー。

    物語は静かに流れるが、観客の頭の中にも、少しずつ「共有できるもの」と「共有できないもの」が降り積もっていく。体験として「共有する」ものが演劇だとしたら、極めて演劇的な実験作だと感じました。言語が通じたら、文化が同じなら、同じ風景を見られたら、共有できるかもしれない。けれど、その逆なら…という。

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    2024/07/01 18:40

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