実演鑑賞
満足度★★★★★
鑑賞日2024/06/04 (火) 19:00
今公演は4ステージ予約していたが、まずは初日を鑑賞。
やはり桟敷童子の公演はどんなに期待して行ってもそれを軽々と超えてしまう!
今回の作品は、前説の若手がハケた瞬間にのけぞらんばかりのホラー感で心を掴まれ、あとは終演までグイグイと引きずり込まれる一方だ。
客演の音無美紀子の圧倒的な存在感、劇団員では三村晃弘が従来とは全く違う役どころを熱演して舞台の厚みを増し、全ての出演者が主宰・東憲司 が描き出す舞台世界と一体化している。
それにしても大手忍は美しくなったなぁ。最初に登場した時には思わずハッとしてしまった。
「大地揺れ!紅燃ゆる!」というチラシのキャッチコピーは決して大げさな表現ではない。こんなスゴイ舞台が小劇場演劇の料金も高くなっている現在においても4,000円(平日の夜公演。それ以外でも4,500円)で観れるというは驚愕の一言。
今年はまだ80本強の観劇しかできていないが、まぎれもなく現時点での今年最高の作品だ。
(以下、ネタバレBOXにて…)