実演鑑賞
満足度★★★★
面白い、お薦め。
少しネタバレするが、或る男(作家)の魂の彷徨と嘆き 叫び。自分の生き様を俯瞰することで見えてくる人生模様や人間模様。そして、改めて周りの人々の優しさ温かさに気づく。そんな幸福(感)は、一夜遅れて実感する、といった比喩であろうか。
帰り際、観客が「好かった」「良かった」と口々に言っているのを久々に聞いた。公演は、声なき声の慟哭が描かれており、本来ならば涙腺が緩むところだが、何故か 逆に口元が綻んでしまう。敢えて、その状況に現実味を持たせないようにして、人の気持を暗く追い込まない。逆に 伝えようとする気持は生き活きとしており、明日を見据えている。そぅ ”あしたはてんきにしておくれ” なのだ.。見応え十分。
(上演時間1時間45分) ㊟ネタバレ