満足度★★
実験的パフォーマンス?
みささんがお書きになっているように、私も演劇というよりはパフォーマンスのジャンルだと思った。佐々木透さんの作品を読んでいないので、正直、この劇で演出家の澄井さんが何を言わんとしているのか、自分にはよくわからなかった(言葉を知るために、あとで台本を買うべきだったかな)。
これを演じた俳優さんは、身体的にも精神的にも大変だったろうなと思った。どうやって演出家の意図を自分の中で肉化し、表現しようとしたのだろう、ということのほうに興味がある。青年団での若手自主企画デビュー作に澄井さんがなぜこれを考えたのかも、知りたいところだ。
上演時間1時間5分。「頭で理解するというよりは、観た人個々に感じてもらう」といった一種の実験劇みたいで、プレビュー的なものに思え、有料公演に適しているとは思えなかった。それだけにPPTがあればよかったと思う。