実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2024/02/27 (火) 14:00
人間が突然ワニになってしまうという異常な事態の中、自分がワニにならないよう、また、知人と共にワニになった者を人間に戻そうと奔走する主人公……なハナシ。
事前に目にした感想の大半で語られていたように確かに「シュール」ではあるがむしろ寓話として「ワニになるとはどういうことか?」「人間であり続けるとはどういうことか?」を問い、「人としての在り方」というか「人生の愉しみ方」を示唆しているのではあるまいか?
なお、観ながら黒沢監督「回路」(2001年)を想起し、終演後に山本主宰に問うてみたらご存知ないそうで、やはり似た発想をするクリエイターはいるのだなぁ、と思ったりも。