ぼっちりばぁの世界 公演情報 劇団青年座「ぼっちりばぁの世界」の観てきた!クチコミとコメント

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    「いびしない愛」で劇作家新人戯曲賞を受賞(2021)して以来しばらく作者の名を見なかったが、昨年末の「他人」(見逃した)から、今度の劇団(ばぶれるりぐる)公演、その間に青年座に書き下した本作と竹田モモコ氏戯曲の上演が目白押し状態である。
    個人的には劇作家協会戯曲賞の「新人のその後」を見守る思いでいたが、今回の青年座「ぼっちりばぁ」公演、出来はどうか、幡多弁にこだわる劇作は継続中なのか、が実は心配だったのが全くの杞憂。納得の戯曲であり、舞台であった。
    当地の事情を偲ばせる(実話にせよフィクションにせよ)ドラマで、特異な部類の登場人物の納得できる輪郭と他者との化学反応の描写がある。思い余った瞬間の人物の(解説抜きの)幡多弁が、意味が分からないのも小気味良い。久々に見た尾身美詞の立ち姿もよろし。
    なお「他人」は2022年劇団協「日本の劇」戯曲賞受賞作、着実にキャリアを重ねていた。劇団公演も観たい。

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    2024/02/23 04:25

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