満足度★★★
パンを与えた民衆
おフランスでは、パンがなければお菓子を食べればいいじゃないの。なんて言葉が歴史に残る中、本能中枢劇団では、フライヤーを通して観客に「パン持参」とお願いするなど世の中は混沌としておりますが・・・、
主宰 西島明曰く。「ぼくはただ、秩序だった物語には観客としても飽きているので、シーンを「物語ること」に代わる「部分」や「カケラ」のように並べ、わからなくても眠くならない舞台を作りたいと思ったのです。
そのためには、マンジュウをわきの下で暖める女や、氷をつめたランドセルに顔をつけて涼む男などを登場させ、舞台と客席が体臭や体温のイメージを互いの中枢神経を通して共有する必要がある、と本能的に思っています。」とのこと。
確かに物語りはカケラのようなコントもの。そのコントはコメディか?と問われたら失笑してしまいそうな、まんま苦笑!とか、失笑!の世界観。観客の感性で好みが割れる芝居だと思う。
以下はネタばれBOXにて。。