実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2024/02/11 (日) 14:00
初見のユニット。三島由紀夫の名作を丁寧に上演して優れた舞台に。55分,58分(16分休み)58分。
四国をベースに活動するベテラン劇団らしいのだが、個人的には初めて観る。戯曲は有名で、2012年の世田谷パブリックシアターでの上演を観たことがある。女優6人で紡ぐ濃密な物語だが、1幕と2幕が連続性を感じさせるのに対し、2幕から12年後の3幕に行く間に休憩を置き、舞台美術を変えて時間の経過を感じる演技に転じるあたりの巧さは見事だと思う。母・娘の年代差が見掛けで今一つ感じられないのは惜しい。でも、とてもいい芝居でした。ただし長いので劇場内が寒かったのがちょっと…。