サド侯爵夫人 公演情報 サド侯爵夫人」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.0
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  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    青年団系の劇団、と言っても幅広で多様だが、サラダボールは西村和宏氏による演出が目玉で青年団所属の頃からバリバリやってたらしい来歴を以前サイトで見て興味があった。演出家が軸のユニットはアートとしての演劇の探究の徒、同じ出自の地点は突出してるが、このユニットも拠点が関西にあり、観たのは前作「三人姉妹」(3人の女優のみで演じる)が初。これが中々力作であったのと「サド」は未見だったので何とか時間を割いて足を運んだ(二幕のみの上演はそう言えばSCOTのを観ていたが)。
    何とか時間を、、と言うのは本来休息中の所体を起こしての観劇、案の定前半の大部分寝落ちした。
    だご三島戯曲の緻密さ、また役者の丁寧な台詞(そこは厳に守っていた感)で物語世界はそこはかと汲み取れた。
    些か配役の難で関係性の把握に苦労。鈴木氏の演技の存在感が主役的、侯爵夫人役が脇役的。作者のイメージは少し違うのだろうな。原作を読みたくなった。
    登場しないサド侯爵を取り巻く女性たちの反目と紐帯を通して、不在のサドの底知れなさ、仄かに匂う人間味が、想像の中に立ち上がるが、大いなる存在に対し、夫人が最後に取った態度をもって劇的瞬間として幕を閉じせしめるのがやはり三島由紀夫のテキスト。流石やなー、と思う。スベらんなー、みたいな。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    鑑賞日2024/02/11 (日) 14:00

    初見のユニット。三島由紀夫の名作を丁寧に上演して優れた舞台に。55分,58分(16分休み)58分。
     四国をベースに活動するベテラン劇団らしいのだが、個人的には初めて観る。戯曲は有名で、2012年の世田谷パブリックシアターでの上演を観たことがある。女優6人で紡ぐ濃密な物語だが、1幕と2幕が連続性を感じさせるのに対し、2幕から12年後の3幕に行く間に休憩を置き、舞台美術を変えて時間の経過を感じる演技に転じるあたりの巧さは見事だと思う。母・娘の年代差が見掛けで今一つ感じられないのは惜しい。でも、とてもいい芝居でした。ただし長いので劇場内が寒かったのがちょっと…。

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