実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2024/01/28 (日) 14:30
片田舎のサナトリウム(?)での人間模様。
冒頭の再現か?と思わせて人物が異なるエンディングや時制を明示しない場面提示、見舞客と入院患者のどちらが思い違いをしているのか?(「胡蝶之夢」を想起)などトリッキーで観客の解釈に委ねるところなどいかにもOi-SCALEらしい。
その一方、普段は「真冬のよく晴れた夜明け前の青白さ」のようなどちらかと言えば寒色系単色な印象なのにカラフルに感じられたのはいつもとひと味違うキャスティングによるものか?
そして終盤いきなり「バウム」の意味を思い出したのは痛恨。予め気付いていればもっと別な読取り方ができたのではないか?おも思った。
なお、終演後に灰二さんからタイトルの意味を伺ってある意味納得。(再演であることもその時知った)