実演鑑賞
満足度★★★★
戦友と共に1日だけの帰省
演出の妙でこれがリアル描写ではなく外国の人の目を通した描写である事が伝わってくる
軍人の息子が自慢でたまらない家族、群がる近隣の人々
確かに彼は軍の中でも優秀らしく品行方正を絵に描いたような良い男
そりゃ家族が誇らしいのは分かるのだけれど・・・何とも薄気味悪い
何がその要因なのかは何となく・・・でも第1幕で正体はハッキリしない
第2幕は女郎屋、食欲の次は性欲ですか、というわけではないだろうけど軍人仲間を多く引き連れ入った店はいかがわしさ満載、何てユーモラスな一幕・・・
第1幕55分、第2幕50分、第3幕45分
10分休憩で途切れるデミリットはあるけれど、一幕ごとに頭をリセット、次なる変化を楽しみ、集中力が維持できて考察もしやすいので個人的には良かったです
作者の視線、確かにユーモラスでありながら鋭く冷ややか目
でも実直すぎる兵卒タナカに対しては熱い想いが込められていたと思いました
2024/02/05 21:11
コメントありがとうございます。